
Outlook予定表の表示をカスタマイズ!複数人の予定を見やすくする方法も紹介
Outlook予定表(カレンダー)は、ビジネスパーソンにとって欠かせないスケジュール管理ツールです。
しかし、デフォルトの表示設定では、複数人の予定を見にくいと感じる方も多いのではないでしょうか。
Outlook予定表の表示を見やすくカスタマイズすると、予定の重複や見落としを防いで、業務の生産性を高められます。
また、複数人の予定表を見やすく表示すれば、会議設定の効率化にもつながるでしょう。
本記事では、Outlook予定表の表示を見やすくカスタマイズする方法をくわしく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
Outlook予定表の表示をカスタマイズする5つの方法
まずは、以下5つの基本的なカスタマイズ方法をご紹介します。
- 日、週、月などのビュー表示を切り替える方法
- 月曜始まりに変更する方法
- 勤務日(稼働日)を設定する方法
- 複数のタイムゾーン(最大3つ)を設定する方法
- 週番号を表示する方法
以下で、それぞれの表示方法の設定手順を画像付きで解説します。
①日・週・月などのビュー表示を切り替える方法
Outlook予定表でビュー表示をカスタマイズする手順は、以下の通りです。
1.予定表を選択する
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Outlookを開き、ナビゲーションバーで[予定表]を選択します。
2.目的のビューを選択する
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[ホーム]タブで、目的のビュー(日・週・月など)を選択してください。
この手順で、ビュー表示を簡単に切り替えられます。
②月曜始まりにカスタマイズする方法
Outlook予定表を月曜始まりにカスタマイズする手順は、次の通りです。
1.予定表を選択する
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ナビゲーションバーで[予定表]を選択します。
2.予定表の設定を選択する
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[表示]タブで[予定表の設定]を選択してください。
3.週の最初の日を設定する
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[次を週の最初の曜日として表示する]のドロップダウンから[月曜日]を選択し、[保存]を選択してください。
Outlook予定表の画面に戻ると、カレンダーが月曜始まりで表示されるようになります。
③稼働している曜日を設定する方法
Outlookカレンダーで稼働している曜日を設定すると、[稼働日]ビューに切り替えた際に、設定した曜日(稼働日)のみを表示できます。
稼働日を設定する手順は、以下の通りです。
1.予定表を選択する
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ナビゲーションバーから[予定表]を開きます。
2.予定表の設定を選択する
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[表示]タブで[予定表の設定]を選択してください。
3.勤務時間の曜日を選択
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[勤務時間と場所]から勤務する曜日や時間帯を選択し、[保存]をクリックしてください。
これで稼働日の設定は完了です。
ほかのユーザーから会議の出席依頼があった場合に、稼働日・稼働時間を空き時間情報として活用できるため、その都度確認する手間を省けます。
Outlookを使って会議予定の調整を行う方は、事前に設定しておくと便利でしょう。
④複数のタイムゾーン(最大3つ)を保存する方法
複数のタイムゾーンを設定すると、日本にいながら海外の時間を確認できるため、国際的なビジネスのコミュニケーションを効率化できます。
複数のタイムゾーンを設定する手順は、以下の通りです。
1.予定表を選択する
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ナビゲーションバーで[予定表]を選択します。
2.予定表の設定を選択する
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[表示]タブで[予定表の設定]を選択してください。
3.タイムゾーンの追加を選択する
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[タイムゾーンの追加]をクリックします。
4.追加するタイムゾーンを選択する
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[その他のタイムゾーン]の一覧から、追加する[国名ラベル]を選択します。
[ラベル]ボックスに場所またはタイムゾーンを入力し、[予定表で表示する]にチェック後、[保存]をクリックしてください。
[予定表に表示する]にチェックをしないと、追加したタイムゾーンは予定表上に表示されません。
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タイムゾーンは、最大3つ(バージョンによって2つ)を予定表に反映できます。
海外のクライアントとの会議や、海外出張の際にカスタマイズしておけば、効率的にスケジュールを調整できるでしょう。
⑤週番号を表示する方法
週番号とは、1年を通して何週目かを示す数字で、「2025年の第3週」のように表記されます。
週番号が表示されるようにカスタマイズすると、カレンダーの月表示画面と日付ナビゲーター(左側のミニカレンダー)の両方で確認できます。
デフォルトでは週番号は非表示になっているため、必要に応じて手動で設定を変更する必要があります。
週番号を表示する手順は、以下の通りです。
1. 予定表の[表示]タブを開く
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ナビゲーションバーの[予定表]をクリックし、[表示]タブを開きます。
2. [予定表の設定]を開く
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[予定表の設定]を開きます。
3.表示を選択する
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[予定表] >[表示]を選択してください。
4. 「週番号の表示」にチェックする
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[週番号を表示する]にチェックし、 [保存]をクリックして設定を確定してください。
設定後、月表示に切り替えると、カレンダーの左側の余白に週番号が表示されます。
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週番号は国際的なビジネスシーンでも広く使われているため、海外にいる方とのスケジュール調整時にも役立つでしょう。
複数人の予定を見やすく表示するカスタマイズ方法3選
Outlook予定表では、デフォルトで同時に30人分のカレンダーを表示できます。
しかし、デフォルトの表示設定では、複数人の予定表が小さく分割されるため、見にくいと感じる方も多いでしょう。
複数人の予定を見やすくカスタマイズする方法は、以下3つです。
- 予定表グループを活用する
- 複数人の表示方法をカスタマイズする
- 予定表を色分けする
以下で、くわしい設定方法を解説します。
1.予定表グループを活用する
複数人の予定表を見やすく管理するには、予定表グループを作成するのがおすすめです。
予定表グループは、プロジェクトチームのスケジュール管理や、部署内メンバーの予定を確認する際に活用でき、作成者側のOutlookにのみ表示されます。
予定表グループの作成手順は、次の通りです。
- Outlookのナビゲーションバーから[予定表]を開く
- [その他の予定表]を右クリックし、[新しいグループの予定表]を開く
- [グループの作成]画面でグループ名を設定する
- 追加したいメンバーを選択して登録する
この方法を使えば、関連するメンバーの予定を一目で把握できるため、会議日程の調整や業務の進捗確認がスムーズになります。
2.複数人の表示方法をカスタマイズする
Outlookカレンダーでは、複数人の予定表を一画面で確認する際のレイアウトを、以下3つの表示方法から選択できます。
表示方法 | 特徴 |
---|---|
並列表示 | 各メンバーの予定表を横に並べて表示する方法 |
オーバーレイ表示 | 全員のスケジュールを重ねて表示する方法 |
グループスケジュール表示 | 時間軸に沿って各メンバーの予定を横並びで表示する方法 |
表示方法の変更方法は、以下の通りです。
- ナビゲーションバーから[予定表]タブを開く
- [表示]メニューから、好みの表示方法を選択する
これで、自分の予定だけでなく他人の予定も見やすくなります。
複数人で予定調整を行う際にも、「この日の午後2時から3時の間なら全員が空いている」といった情報を視覚的に確認し、時間調整のストレスを軽減できます。
3.予定表を色分けする
それぞれに異なる色を設定すれば、一目で誰の予定表かを判別できるようになります。
複数の予定表を色分けする手順は、以下の通りです。
- 左側のナビゲーションペインで、各予定表を個別に右クリックする
- [色]を選択し、それぞれに異なる色を設定する
色を変更すると、カレンダー上の予定も設定した色で表示されます。
まとめ
Outlook予定表の表示方法をカスタマイズすれば、自分の予定だけでなく、複数人のスケジュールも含めて見やすく管理できるようになります。
とくに、オーバーレイ表示や稼働日の設定、グループ予定表の作成などの機能を活用すれば、複数人の予定調整が容易になるでしょう。
海外のクライアントとの予定がある場合は、該当する国のタイムゾーンを追加しておくのもおすすめです。
Outlook予定表は、Googleカレンダーのような外部カレンダーとも連携可能で、仕事とプライベートのスケジュールを一元管理できるツールです。
ぜひ本記事を参考に、Outlookの機能を活用し、より効率的な時間管理を実現してください。