C07_Outlook予定表の色分け方法

Outlook予定表の色分け方法とは?他人と色分けルールを共有する方法も紹介


Outlook予定表の色分けする機能を使えば、複雑な予定を視覚的に整理できます。

色分けの分類は、予定だけでなくメールや連絡先など、ほかのOutlook機能にも適用が可能です。

本記事では、Outlook予定表の色分け設定や分類項目(色カテゴリ)の管理方法を解説します。

また、他人と色分けルールを共有する方法や「色分けできない」「色が勝手に変わる」といったトラブルの対処法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

Outlook予定表を色分けする機能とは?

Outlookでは、予定ごとに色をつけてカテゴリ分けし、スケジュールをひと目でわかりやすくできます。

ただし、個人の設定となるため、予定を共有しているユーザーに色分けのルールを反映することはできません。※代理人のアクセス権がある場合は、色分けルールの共有も可能

Outlookで予定を色分けするメリットは、以下の通りです。

  1. 自分に関連する予定を一目で確認できる
  2. 重要度や緊急度に応じて予定を区別できる
  3. プロジェクトごとに予定を管理しやすくなる

予定を色分けすれば、多くの予定を抱えている人や、複数のプロジェクトを並行して進めている人でもスケジュールを効率的に把握できます。

Outlook予定表の色分け設定方法3ステップ

最新版のOutlookを使用している場合の手順は、以下の通りです。

  1. 予定表を選択する
  2. 分類を選択する
  3. 色カテゴリを選択する

はじめてOutlookの予定を色分けする場合、まずは「Outlook予定表の分類項目(色カテゴリ)を編集する方法3つ」の手順に沿って、分類項目(色カテゴリ)を編集する必要があります。

予定表の設定方法は、以下の手順を参考にしてください。

1.予定表を選択する

ナビゲーションウィンドウから[予定表アイコン]を選択します。

2.分類を選択する

色分けしたい予定を右クリックし、[分類]を選択します。

予定を開き、画面上部にある[分類]からも確認できます。

3.色カテゴリを選択する

表示されたリストから適切な色カテゴリを選択します。

頻繁に使用する分類項目が上位に表示されるため、一覧から探す手間なくスムーズな設定が可能です。

分類項目(色カテゴリ)の色が表示されない場合は、「Outlook予定表の分類項目(色カテゴリ)を編集する方法3つ」の手順に沿って項目を編集してください。

また、ひとつの予定に複数の色カテゴリを割り当てることも可能です。この場合、予定表には、最後に適用した色で表示されます。

Outlook予定表の分類項目(色カテゴリ)を編集する方法3つ

分類項目(色カテゴリ)は、以下の3つの方法で編集可能です。

  1. 分類項目の色やタイトルを編集する
  2. 分類項目(色カテゴリ)を削除する
  3. よく使う分類項目をお気に入りに登録する

それぞれの手順をくわしく解説します。

1.分類項目の色やタイトルを編集する

Outlookの予定をひと目で分かりやすくするために、分類項目の色やタイトルを編集する手順は、次の通りです。

  1. Outlookを表示し、右上の[歯車アイコン]から設定を開く
  2. [アカウント][分類]を開く
  3. 【えんぴつのマーク】をクリックし、「カテゴリの編集」画面を開く
  4. カテゴリの名前や色を設定する※名称を入れるボックス横の【星マーク】をクリックすると、お気に入り登録ができます

Outlook予定表の分類項目(色カテゴリ)でお好みの色が表示されない場合は、[新規作成]から追加してください。

2.分類項目(色カテゴリ)を削除する

分類項目を削除する際、まずは「1.分類項目の色やタイトルを編集する」の1〜2の手順に沿って「分類の編集」画面を開きます。

不要になった分類項目(色カテゴリ)は、[ゴミ箱マーク]をクリックするだけで削除できます。

削除は即座に反映されるため、誤操作には注意が必要です。

3.よく使う分類項目をお気に入りに登録する

頻繁に使用する分類項目(色カテゴリ)は、[星マーク]をクリックするだけで簡単にお気に入りに登録できます。

お気に入り登録した項目は、[メール][表示][フォルダーウィンドウ]から確認が可能です。

たとえば、「プロジェクトA」の分類項目を作成し、関連する予定やメールを同じ項目に分類しておけば、お気に入りからスムーズにプロジェクトAの関連情報へアクセスできます。

他人と色分けのルールを共有するには、アクセス権限設定が必要

Outlookの色分けする機能は、自分の予定表内での設定となるため、基本的にほかのユーザーには反映されません。

しかし、共有相手に「代理人としての編集権限」を付与したカレンダーのみ、色分けのルールを共有できます。

アクセス権限の設定方法は、以下の通りです。

  1. 予定表を開き、[ホーム][共有]を選択する
  2. 「共有とアクセス許可」のページで、共有するユーザーの名前もしくはメールアドレスを入力する
  3. 名前の横にあるドロップダウンリストをクリックし、付与するアクセス権限を設定する

権限の変更が困難な場合は、各メンバーが手動で同じ色分けルールを設定する必要があります。

Outlook予定表で色分けができない・勝手に変わる際の対処法

Outlook予定表の色分けする機能を使用していると、「予定の色分けができない」「予定の色が勝手に変わる」といったトラブルに遭遇する場合があります。

どちらのトラブルも、考えられる原因は以下の2つです。

  1. Outlookの古いバージョンを使用している
  2. 条件付き書式で色を設定している

それぞれの詳細を解説します。

①Outlookの古いバージョンを使用している

Outlook 2016以前のバージョンでは、分類項目(色カテゴリ)を使って色分け設定ができない制限があります。

Microsoft 365では定期的にアップデートが提供されており、バージョン 20250620014.12(2025年7月時点)が最新です。

従来のOutlookをお使いの方は、Outlook画面右上の「新しいOutlookを試す」のスライドをオンにすれば、「新しいOutlook for Windows」を利用できます。

②条件付き書式で色を設定している

Outlook予定表の「条件付き書式」で色を設定している場合、分類項目(色カテゴリ)の設定が正しく反映されません。

条件付き書式とは、あらかじめ設定した条件に応じて、予定に色をつけて網掛け表示を行う機能です。

条件付き書式のルールをオフにする手順は、次の通りです。

  1. 予定表の[歯車アイコン]から設定を開く
  2. [条件付き書式]を選択する
  3. ルールの横にあるトグルをオフにする

必要に応じて[ルールの削除]を選択すれば、対象の条件付き書式設定を完全に削除できます。

Outlook予定表の色分けルール!おすすめの活用法

Outlook予定表の色分けする機能は、自分なりのルールを決めることで予定管理を効率化できます。

おすすめの活用方法は、以下の通りです。

色分け例 活用例 効果
プロジェクト別 プロジェクトA:青色
プロジェクトB:緑色
関連予定を視覚的にグループ化できる
優先度別 重要:赤色
通常業務:青色
優先すべき予定が明確になる
個人・仕事別 仕事:水色
プライベート:ピンク
ワークライフバランスを管理できる
チーム別 チームA:紫色
チームB:オレンジ色
各チームの予定が明確になる

複数の色分けルールを組み合わせれば、一目で予定の種類や重要度を把握でき、スケジュールの漏れやダブルブッキングも防げます。

定期的に分類項目(色カテゴリ)の設定を見直し、必要に応じて更新すると良いでしょう。

Outlook予定表の色分けする機能で予定管理を効率化しよう

Outlook予定表の色分けする機能の活用で、予定の管理が格段に楽になります。

色分けは個人設定のため、自分なりのルールを確立し、必要に応じて編集するのがおすすめです。

適切に分類項目(色カテゴリ)を設定すれば、優先順位が明確になり、重要な予定の見落としを防げます。

ぜひ、本記事を参考に色分けする機能を日常業務に取り入れ、より効率的にスケジュールを管理してください。