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Calendly(カレンドリー)の使い方!日本語化の方法や手順を徹底解説


Calendly(カレンドリー)とは、スケジュール調整や予約管理を効率化できる日程調整ツールです。

「イベントタイプ」と呼ばれる予約ページを作成し、会議の候補日程や実施方法をあらかじめ設定しておくことで、相手は共有リンクから都合の良い日時を選んで予約できます。

GoogleカレンダーやOutlookカレンダーなど、外部カレンダーとの連携も可能です。ただし、日本語には対応しておらず、Webブラウザ版での利用がメインとなります。

本記事では、Webブラウザ版の使い方や日本語化の方法、無料プランでできることを解説します。

日程調整にかかる時間を短縮したい方は、ぜひ参考にしてください。

Calendlyを日本語化する2つの方法

Calendlyは日本語に対応していません。

しかし、以下の2つの方法で、部分的に日本語化して利用できます。

  1. ブラウザの翻訳機能を利用する
  2. 自分で入力できる項目を日本語にカスタマイズする

それぞれの方法をくわしく解説します。

ブラウザの翻訳機能を利用する

ブラウザの翻訳機能を使えば、Calendlyを簡単に日本語化できます。

手順は以下の通りです。

  1. ブラウザでCalendlyを開く
  2. ページの空白部分を右クリックして[日本語に翻訳]を選択する

アプリ版のCalendlyは翻訳機能を使えないため、日本語で利用したい方はWebブラウザ版をお使いください。

自分で入力できる項目を日本語にカスタマイズする

Calendlyは日本語に対応していませんが、自分で入力する項目(イベントタイプのタイトルや備考欄)は日本語にカスタマイズ可能です。※会議や講義などの予約を受け付けるためのページ

イベントタイプ作成後、[その他のオプション/More options][説明/Description]を選択すると、予定の詳細を日本語で入力できます。

タイトルや備考欄を日本語に設定しておけば、イベントの予約者(日程調整をする相手)が何を入力するべきか直感的に理解でき、スムーズに予約を完了できます。

イベントタイプの作成方法は、後述の「①イベントタイプを作成して何度も利用できる」の章でくわしく解説します。

Calendly(カレンドリー)の使い方4ステップ

Calendlyの使い方は、以下の4ステップに分けられます。

  1. 公式サイトにアクセスする
  2. 必要事項を入力する
  3. メールアドレスを認証する
  4. 詳細を設定する

以下では、ブラウザの翻訳機能を利用し、日本語化した状態で解説します。

①公式サイトにアクセスする

まず、ブラウザでCalendlyにアクセスします。

次に[メールアドレス][Googleアカウント][Microsoftアカウント]のうち1つを選択してください。

ここでは、メールアドレスを使った場合の手順を解説します。

②必要事項を入力する

[メールアドレス]を入力し、[サインアップ/Sign up]を選択します。

[フルネーム/Name][パスワード/Password]を登録して、[続ける/Continue]を選択してください。

③メールアドレスを認証する

入力したメールアドレスに届く認証メールを開き、[メールを確認する/Confirm My Email]を選択してください。

Calendlyの画面で[パスワード/Password]を入力し、[続ける/Continue]を選択します。

➃詳細を設定する

  1. 利用目的を[自分で/On my own][私のチームと/With my team]から選択する
  2. [マーケティング/Marketing]や[コンサルティング/Consultihg]などから役割を選択する
  3. [Googleカレンダー][Outlookカレンダー][Exchangeカレンダー]から連携したいカレンダーがあれば選択する
  4. 会議に参加できる時間帯を設定する
  5. 会議の実施方法を設定する

会議の実施方法は、以下の5つから選べます。目的に合わせて設定してください。

  • Zoom
  • Google Meet
  • Microsoft teams
  • In-person(対面式)
  • Phone call(電話)

これでCalendlyの基本的なセットアップは完了です。

CalendlyとZoomの連携方法は、「Q1.CalendlyとZoomの連携方法は?」の章で解説しているため、参考にしてください。

そもそもCalendly(カレンドリー)とは?

Calendly(カレンドリー)には以下の特徴があります。

開発会社 Calendly LLC
対応OS モバイルアプリ(iOS:16.0~・Android:8.0~)
Webブラウザ版(Google Chrome・Mozilla Firefox・Apple Safari・Microsoft Edge)
プラン 無料・有料版(スタンダードプラン・チームプラン・エンタープライズプラン)

Calendlyは、2013年にアメリカのCalendly LLCが開発した日程調整ツールです。

相手にリンクを共有し、都合の良い日時を選んでもらうだけでスケジュールが確定するため、調整の手間を削減できます。

海外では広く利用されている一方、日本ではまだ知名度が高くなく、日本語に対応していません。

iOSやAndroid向けのアプリも提供されていますが、翻訳機能が使えないため、日本語で利用する場合はWebブラウザ版の使用がおすすめです。

Calendlyの料金プラン4つ

Calendlyの料金プランは以下の4つです。

プラン名 料金 おすすめユーザー
無料プラン 無料 個人利用向け
スタンダードプラン 約1,500円/10ドル(月額) 小規模チーム向け
チームプラン 約2,400円/16ドル(月額) 成長中ビジネス向け
エンタープライズプラン 約225万円/15kドル(年間) 大企業向け

※1ドル=150円で計算

無料プランでは、個人間の日程調整や、1種類の外部カレンダーとの連携が可能です。

ただし、同時に利用できるイベントタイプ(予約ページ)は1つに限られます。

一方、有料プランでは、複数のイベントタイプを同時に利用でき、最大6つの外部カレンダーとも連携できます。

各プランで使える機能の詳細は、Calendlyの公式サイトをご確認ください。

Calendly無料プランの便利な使い方4選

Calendlyの無料プランでは、以下4つの機能を利用できます。

  1. イベントタイプを作成して何度も利用できる(同時利用は1つまで)
  2. 個人同士で日程を調整できる
  3. 外部カレンダーと連携できる(1種類のみ)
  4. 会議用のURLを自動で発行できる

それぞれの使い方をくわしく解説します。

①イベントタイプを作成して何度も利用できる(同時利用は1つまで)

Calendlyは、作成した1つのイベントタイプ(予約ページ)を繰り返し利用できます。日程調整のたびに作り直す必要がなく、予約管理がスムーズになります。

無料プランでも複数のイベントタイプを作成できますが、同時に公開・共有できるのは1つだけです。

別のイベントタイプを共有すると、それまで使用していたものは自動的に非アクティブ(利用不可)になります。

そのため、無料プランでは、会議・講義・個別面談など、複数のイベントタイプをあらかじめ作っておき、必要に応じてアクティブに切り替えて使う方法がおすすめです。

イベントタイプを作る手順は、以下の通りです。

  1. Calendlyを開き、[新しいイベントタイプ/New Event Type]を選択する
  2. [1対1/One-on-one]を選択する
  3. [イベントの種類/EVENT TYPE][期間/Duration][場所/Location][可用性/Availability]の項目を入力する
  4. [創造する/Create]を選択する

各項目では、以下の設定が可能です。

  • [イベントの種類/EVENT TYPE]:イベントタイプの名称※日本語設定も可
  • [期間/Duration]  :イベントに要する時間
  • [場所/Location]  :Zoomや対面などのイベントの方式
  • [可用性/Availability]:相手に知らせる候補日

複数のイベントタイプを同時に利用したい方は、有料プランへのアップグレードを検討してみてください。

②個人同士で日程を調整できる

Calendlyの無料プランでは、1対1(One-on-one)のイベントタイプを使って、面接や個別相談、打ち合わせなど、さまざまなシーンでの日程調整が可能です。

連携したカレンダーから空き時間を自動で見つけられるため、従来のように何度もメールをやり取りする必要はありません。

なお、複数人での調整を行いたい場合は有料プランへのアップグレードが必要です。

個人同士で日程を調整する際は、作成したイベントタイプの[リンクをコピー/Copy link]もしくは、[共有/Share]を選択します。

[共有/Share]を選ぶと、以下3つの方法が表示されます。

  • [リンクを共有する/Share a link]
  • [メールに時間を追加する/Add times to email]
  • [ウェブサイトに追加する/Add to website]

相手との連絡手段やシーンに応じて、使いやすい方法を選んでください。

相手は送られてきたURLを開き、候補の中から都合のよい日時を選択します。名前やメールアドレスなど必要事項を入力し、[Schedule Event/イベントのスケジュール]をクリックすれば予約完了です。

予約が成立すると、双方に自動で通知メールが送信され、GoogleカレンダーやOutlookなどと連携していれば自動で予定が反映されます。

③外部カレンダーと連携できる(1種類のみ)

Calendlyの無料プランでは、1種類の外部カレンダーと連携可能です。

相手が選択した日程は、連携したカレンダーに自動で登録されるため、手動でのスケジュール登録が不要になります。

外部カレンダーとの連携手順は、以下の通りです。

  1. Calendlyを開き、[時計マーク]を選択する
  2. [カレンダー設定/Calendar settings]を選択する
  3. 連携したいカレンダーを選択する

有料プランに切り替えると、最大6つの外部カレンダーと同時に連携できます。

たとえば、仕事用・個人用カレンダーをまとめて管理したい場合に便利です。

④会議用のURLを自動で発行できる

Calendlyの無料プランでも、ZoomやGoogle Meetなどと連携しておけば、予約確定時に会議用URLが自動で発行されます。

会議用URLは、自分と相手に届く通知メールに記載され、連携済みのカレンダーに自動で反映されるため、手動でURLを共有する手間が省けます。

ただし、URLの自動発行には、事前に以下の設定が必要です。

  1. Calendlyを開き、[リンクアイコン]からイベントタイプを選択する
  2. [場所/Location]をクリックし、連携したい会議ツールを選ぶ
  3. [変更を保存/Save changes]を選択する

一度設定すれば、以後はすべての予約でURLが自動発行されるため、スムーズに運用できます。

Calendlyの使い方に関するよくある質問

Calendlyを使う際に、よく寄せられる質問を2つに絞って紹介します。

はじめて使う方も、ぜひ参考にしてください。

Q1.CalendlyとZoomの連携方法は?

CalendlyとZoomの連携方法は以下の通りです。

  1. Calendlyを開き、4つ窓のアイコン[統合とアプリ/Integration&apps]をクリックする
  2. [Zoom]を選択する
  3. Zoom情報として[組織でZoomを設定/Connect Zoom for my organization][自分用にZoomを設定/Connect Zoom for myself]を選択する
  4. Zoomにサインインする
  5. 連携を許可する

無料プランで利用する場合は、Zoom情報の設定画面で[自分用にZoomを設定する]を選択してください。

Q2.Calendlyを解約・退会するにはどうすればいい?

有料プランの解約と退会の手続きは異なりますが、退会すれば自動的に課金も停止されます。

Calendlyの有料版を解約(無料プランへ変更)する方法は以下の通りです。

  1. Calendlyの左側メニューから[管理センター/Admin Center]を選択する
  2. [請求/Billing]をクリックする
  3. 無料プランに切り替える

解約後も無料プランとして、アカウントは引き続き利用できます。

Calendlyを退会(アカウント削除)する方法は以下の通りです。

  1. Calendlyを開き、[アカウントアイコン]をクリックする
  2. [プロフィール/Profile]を選択する
  3. 一番下までスクロールし、[アカウントの削除/Delete Account]を選択する

Calendlyを退会すると、Calendly上のすべてのデータが完全に削除されます。復元はできませんのでご注意ください。

Calendlyの使い方を覚えて日程調整を効率化しよう

Calendlyは個人から企業まで幅広く利用できる日程調整ツールです。

無料プランでも個人同士での日程調整が可能で、外部カレンダーと連携しながら予約管理を効率化できます。

日本語は非対応ですが、Webブラウザ版の翻訳機能を使えば、英語に不慣れな方でも利用できます。

無料ではじめられるため、日程調整を効率化したい方は、ぜひCalendlyを試してみてください。