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LINE WORKS(ラインワークス)カレンダーの使い方!ブラウザ版を徹底解説

作成者: 高木瞭|25/06/30 15:00
LINE WORKSカレンダーでは、以下の機能を使って複数人の予定を効率的に管理できます。

それぞれの使い方をくわしく解説します。

LINE WORKSカレンダーは、直感的な操作で予定の登録・編集・削除が可能です。

ここでは、それぞれの手順を分けて解説します。

LINE WORKSカレンダーでは、以下4種類のカレンダーを活用して予定を管理します。

新しい予定の登録方法は、どのカレンダーにおいても同様です。具体的な手順は以下の通りです。

詳細で設定できる項目を、以下にまとめました。

詳細設定を活用すれば、単なるスケジュール管理ではなく、包括的な会議の運用が可能になります。

参加者への事前の情報共有や出欠確認の効率化により、会議準備の手間を削減し、社内全体の生産性アップにつながるでしょう。

LINE WORKSカレンダーでは、基本的に主催者のみが編集権限を持ちます。

一度登録した予定を編集する手順は、以下の通りです。

繰り返し設定した予定は、以下の3つの選択肢から変更範囲を設定できます。

編集範囲によっては、ほかの参加者の予定にも影響が及ぶため、変更内容を慎重に検討する必要があります。

なお、ご自身が参加者である予定の編集はできません。変更が必要な場合は、主催者に予定の編集を依頼してください。

LINE WORKSカレンダーでは、編集権限があれば、ほかのメンバーが作成した予定も削除できます。

ただし、予定を削除すると自分だけでなく、共有しているすべてのメンバーのカレンダーからも消えてしまいます。

予定を削除する手順は、以下の通りです。

削除した予定は、30日間「削除された予定一覧」から確認のみでき、有料プランでは復元も可能です。

繰り返し設定されている予定は、以下3つの選択肢から削除範囲を設定できます。

また、予定を共有しているメンバーがいる場合、以下のメッセージが表示され、削除の通知を送信できます。

参加者として招待された予定は、カレンダーから削除できず「予定の辞退」として処理されます。

ポップアップで主催者への通知の有無を設定できますが、どちらを選択しても「辞退」として処理されることに変わりはありません。

LINE WORKSカレンダーには本来4種のカレンダーがありますが、新規で作成できるのは以下の2種類です。

それぞれの特徴や作成方法を解説します。

マイカレンダー(共有カレンダー)は、プロジェクトや部署別など、特定の目的に応じて柔軟に作成できるカレンダーです。

個人専用から複数メンバーでの共有まで、用途に合わせて自由に設定できます。

マイカレンダー(共有カレンダー)を作成する手順は、以下の通りです。

個人のカレンダーとして利用する場合は共有メンバーを設定せず、自分専用のカレンダーとして活用できます。

また、メンバーごとに「閲覧のみ」「編集可能」など、細かい権限設定が可能なため、誤操作や無断で編集されるリスクを防ぎながら、安全にカレンダーの運用が可能です。

トークルームカレンダーは、トークルーム(チャットグループ)と連動して生成される便利なカレンダーです。

チームでのプロジェクト管理や定期的な会議の調整に最適で、トークでのコミュニケーションと予定管理を一元化できます。

トークルームカレンダーを作成するためには、LINE WORKSでチャットグループを作成する必要があります。

作成する手順は、以下の通りです。

管理者が「外部トーク連携の権限」を許可していれば、社外のメンバーともカレンダーの共有が可能です。

取引先や協力会社との共同プロジェクトでも、効率的にスケジュールを管理できます。

色分け機能を使うと、予定がカレンダーごとに異なる色で表示されます。

どのカレンダーの予定なのかを一目で判別できるようになり、複数のカレンダーを利用している場合でも効率的に管理できます。

色分けは、カレンダー作成時の詳細設定もしくは、以下の手順で設定可能です。

色分け設定は各メンバーの個人設定となるため、自分のカレンダー表示のみに反映されます。

LINE WORKSカレンダーでは、以下3つの方法で予定を共有できます。

予定の招待機能は、予定の参加可否を回答してもらえるため、会議の準備や設備の予約をスムーズに進めたいときに活用できます。

LINE WORKSカレンダーには、会議室や社用車などの共有設備を効率的に管理できる便利な機能が搭載されています。

設備予約機能を利用するには、事前に管理者による設備登録が必要です。

ここでは、以下3つの手順に分けて解説します。

順に解説します。

LINE WORKSの管理者が設備を設定していない状態では、ほかのメンバーは設備の予約を利用できません。

管理者が行う設定の手順は、以下の通りです。

管理者以外のメンバーに登録権限はないため、設備を追加したい場合は、管理者に直接依頼して登録してもらう必要があります。

設備の空き状況を一覧で確認できるため、空き時間を視覚的に把握しながら予約したい場面に適した方法です。

設備の空き状況を一覧で確認しながら、予定の登録と設備予約を同時に行う手順は以下の通りです。

手順3で登録した予定は、選択したカレンダーに自動で反映されるため、設備予約とスケジュール管理を一度で終えられます。

その後、「予定を編集する方法」で解説した手順に沿って、カレンダーに反映された予定の詳細を編集可能です。

予定登録の際に、同時に設備の予約も可能です。

予定の詳細まで一度に入力できるため、設備の空き状況を事前に把握していて、スムーズに登録を済ませたいときに便利な方法です。

予定作成時に設備を予約する手順は、以下を参考にしてください。

設備の予約機能を活用すれば、会議室やAV機器のダブルブッキングを防ぎ、効率的に会議の予定を管理できるでしょう。

LINE WORKSカレンダーでは、外部カレンダーのデータを読み込んで表示できます。

外部カレンダーからLINE WORKSカレンダーへ一方向の同期が可能で、10分おきに自動更新されます。

ただし、外部カレンダーがiCal形式(カレンダー共有用の標準ファイル形式)に対応していることが前提であり、両方のカレンダーで操作が必要です。

iCal形式に対応しているカレンダーには、以下があります。

同期は、外部カレンダーでiCal形式のURLをコピーし、LINEWORKSカレンダーの[外部カレンダーの取り込み]に貼り付ければ完了です。

外部カレンダーと連携すれば、複数のカレンダーを一元管理できるようになり、スケジュール管理の効率化につながります。

LINE WORKSカレンダーは、以下のような多様なビジネスシーンで活用できます。

各シーンに適したカレンダーの種類と特徴を解説します。

社内のスケジュール共有には、全社員が閲覧可能な会社カレンダーの活用がおすすめです。

会社カレンダーは、基本的に管理者のみが登録・編集権限を持つため、統一された情報を共有できます。

社長の予定共有や祝日や大型連休などの予定管理にも役立つでしょう。

部署やチームごとの予定管理には、トークルームカレンダーの活用が推奨されます。

トークルームと連携して生成されるため、チャットでコミュニケーションをとりながら予定を調整できます。

固定のチャットグループでの運用となるため、メンバーの変化が少ないチームでの予定管理に最適です。

なお、一度きりのプロジェクトでトークルームを作成しない場合には、共有カレンダーを作成するのも良いでしょう。

共有カレンダーは、必要なメンバーを指定して作成でき、編集権限も個別で設定可能です。

シフトや勤怠管理には、メンバー予定表機能を活用するのがおすすめです。

メンバー予定表機能では、社内全員のマイカレンダー(基本カレンダー)に登録された予定を、「週」「日」表示の一覧で確認できます。

シフト・勤怠管理の活用はもちろん、営業担当の外出予定を共有するのにも最適です。

社外のメンバーとの予定調整には、トークルームカレンダーを活用できます。

たとえば、以下のようなシーンに便利な機能です。

ただし、社外のメンバーとのやりとりは、管理者が「外部トーク連携の権限」を許可している場合に限ります。

トークルームカレンダーで作成した予定は、メンバーの参加可否を確認できるため、日程調整の効率化につながるのもメリットです。

LINE WORKSカレンダーは、マイカレンダー(基本・共有カレンダー)において、特定のメンバーに編集権限を与えられます。

権限の種類は、以下の4つです。

「カレンダーおよび予定の管理」の権限を設定されたメンバーは、対象のカレンダーにおいてすべての操作が可能になります。

社長の予定を秘書が管理したり、営業の予定をアシスタントが管理したりする場合に、役立つ機能です。

ここでは、LINE WORKSカレンダーに関する、よくある質問に回答します。

応用的な使い方も含めて解説しているので、参考にしながらLINE WORKSカレンダーをより便利に活用してください。

トークルームカレンダーが表示されない場合は、以下の設定を確認してください。

表示するカレンダー数が上限の100件を超えている場合は、不要なカレンダーを[OFF]にする必要があります。

LINE WORKSのブラウザ版にログインできないケースとして、以下の要因が考えられます。

以下でそれぞれの対処法を解説します。

LINE WORKSカレンダー ブラウザ版のログインURLは以下です。

https://calendar.worksmobile.com/

サービスごとにログインURLがあるため、頻繁に使うページをブックマークしておくと良いでしょう。

初回ログイン時に、「ログインを保持」「IDを記憶する」にチェックしておけば、次回以降のログイン情報入力の手間を省けます。

パスワードを忘れた場合は、マイプロフィールに登録された携帯番号または個人メールアドレスを使用して再設定が可能です。

携帯電話・個人のメールアドレスを使用したパスワードの再設定手順は、以下を参考にしてください。

パスワードは、管理者が事前に設定しているケースがあります。

思い当たるものを試してもログインできない場合は、上記手順で再発行すると良いでしょう。

パスワードの再設定を行っても、認証コードが届かないケースがあります。考えられる要因は、以下の通りです。

端末のフィルタリング機能によって「迷惑メールフォルダ」「スパム・ブロック中フォルダ」に振り分けられている可能性があります。

どのフォルダにもメールが見当たらない場合は、「@line-works.com」のメールを受信できるよう設定してください。

上記2つの方法を試しても認証コードが届かない場合は、マイプロフィールに携帯番号と個人メールアドレスが登録されていない場合があります。

どちらか一方が登録されているケースもあるため、まずは電話番号と個人メールアドレスの両方を試してみると良いでしょう。

どちらも登録されていない場合は、管理者に連絡し、IDの確認やパスワード強制変更を依頼してください。

LINE WORKSカレンダーの共有ができない場合の対処法は、以下の2つです。

それぞれの確認方法を解説します。

まずは、共有メンバーを正しく追加できているかを確認してみてください。

確認手順は、以下の通りです。

共有メンバーが正しく登録されていない場合は、アドレス帳から追加し[保存]をクリックしてください。

通常の手順を踏んでもカレンダーの共有ができない場合、一度共有を解除して再度設定すると、改善する可能性があります。

共有設定を見直しても解決しない場合は、使用環境を確認してください。

古いOSやブラウザでは新機能が利用できなかったり、動作が不安定になったりする可能性があります。

正式サポート対象となるブラウザのシステム要件は、以下の通りです。※2025年6月現在

安定した動作を保つためにも、最新の要件に合わせた環境での利用が推奨されます。

最新の情報は、公式ホームページの「お知らせ」からご確認ください。

なお、すべての対処法を実施しても改善されない場合は、システム障害の可能性も考えられます。

LINE WORKSのシステム障害の有無は、「Service Health」の画面で確認可能です。

LINE WORKSカレンダーは、ブラウザ版とモバイルアプリ版で一部機能に違いがあります。

主な違いは以下の通りです。

モバイルアプリ版では、詳細なカレンダー管理はできないものの、外出先での予定確認や即座に予定通知を確認したい場合に適しています。

LINE WORKSカレンダーは機能が多く、はじめて使う方は「使いにくい」と感じるかもしれません。

しかし、基本的な使い方をマスターすることで、個人の予定管理から社内メンバーとの効率的なスケジュール共有まで幅広く活用できます。

今回ご紹介した機能を組み合わせて活用すれば、社内全体の生産性向上と業務効率化を実現できるでしょう。

ぜひ本記事を参考に、LINE WORKSカレンダーの機能を段階的に習得し、チーム全体のスケジュール管理に役立ててください。