TodoistをGoogleカレンダーと連携すると、次の3つのメリットがあります。
制限とメリットの両方を把握したうえで、連携機能を有効活用してください。
Googleカレンダーと連携すれば、タスクとスケジュールをひとつのアプリでまとめて管理できるようになります。
連携後は、Googleカレンダーに登録した予定が、Todoistの「近日予定」タブに一覧で表示されるしくみです。※Googleカレンダーから反映した予定には、グレーのチェックボックスがつきません
日ごとの予定を確認しながら、細かいタスクも一緒に管理できるため、スケジュールの抜け漏れや忘れ物の防止にも役立ちます。
予定とタスクをひと目で確認できるようになり、「いつ・どのタスクを実行すべきか」が判断しやすくなります。
たとえば、外出や会議の予定を見ながら、スキマ時間に取り組むタスクをあらかじめ割り振ることも可能です。
1日の流れがイメージしやすくなるため、時間の無駄を減らして、効率よく行動できます。
連携の設定をしておくと、一方で入力した内容がもう一方にも自動で反映されるため、いちいちアプリを行き来して確認する必要がなくなります。
その結果、確認作業にかかる手間を減らし、1日のスケジュール管理やタスク処理をよりスムーズに進められるのが利点です。
TodoistをGoogleカレンダーと連携させるとより便利に活用できますが、双方向の同期にはいくつかの制限があります。
できないことをあらかじめ把握しておくと、利用後の「思っていたのと違う……」といった後悔を減らせます。
両アプリ間で、完全に同じ動きをするわけではありません。
連携のメリットを活かすには、制限を理解したうえで運用ルールを決めておくことが大切です。
TodoistやGoogleカレンダーに登録したタスク・予定を自動で双方に反映させる「双方向同期」の設定方法は、以下の3ステップです。
順に解説します。
まずは、以下の手順でTodoistアプリの設定画面を開いてください。
Webブラウザ版の場合は、画面左上に表示される[アカウント名]>[設定]で設定画面が開けます。
次に、設定画面の[カレンダー]をタップし、連携したいカレンダーを選択してください。
なお、Outlookカレンダーとの連携は、試験的な機能として提供されています。※2025年7月14日現在
Todoistの公式サイトでは、「試験的機能はアプリのクラッシュや一部の機能の不具合が発生する場合がある」としており、安定して利用できない可能性がある点に注意が必要です。
連携が完了したら、必要に応じて以下2つの機能をオンにします。
両方をオンにすると、以下のようにタスクが表示されます。
なお、注意点は以下の通りです。
Todoist画面では、タスク名の左にグレーのチェックボックスがあるかどうかで、どちらのアプリから登録された予定かを見分けられます。
違いを理解しておくと、表示の重複に戸惑うことなく、両アプリを効率よく使い分けられます。
TodoistでGoogleカレンダーと連携できないときの解決策は、以下の3つです。
それぞれの解決策を実践し、同期できるか確認してください。
まずは、レガシー連携機能※を解除できているかを確認してください。※Todoistと外部カレンダーを連携するための旧機能
Todoistでは、2025年に新しいカレンダー連携機能に完全移行しており、それ以前に連携設定を行った場合は、レガシー機能の解除が必要です。※完全移行した2025年3月10日以降にアプリをインストールした方は解除不要です
現在の連携機能を確認する手順は、次の通りです。
移行後の画面に表示されるボタンから、新旧どちらの連携機能を利用しているかを確認できます。
旧連携機能を利用している場合は、[この連携機能を解除する]>[連携解除]をタップし、解除してください。
TodoistのWebブラウザ版でGoogleカレンダーと同期できない場合、ブラウザの拡張機能がTodoistをブロックしている可能性があります。
確認方法は以下の通りです。
プライベートウィンドウで正常に同期できれば、拡張機能が同期を妨げる原因と考えられます。
その場合は、以下の方法で拡張機能の設定を確認してください。
Google Chromeの場合は、以下の手順で行います。
Safariの手順は以下です。
拡張機能を見直したら、必要に応じてTodoistサーバーへの接続を許可してください。
TodoistをGoogleカレンダーと連携できない場合、APIトークン※を再発行し、アカウントに再ログインする方法も有効です。※アプリ利用時にアプリ側がユーザーを認証し、アクセス許可を管理するための認証情報
ただし、APIトークンを再発行すると、すべての端末からログアウトされるため注意が必要です。
TodoistでAPIトークンを再発行する手順は、以下を参考にしてください。
APIトークンを再発行できたら、アカウントに再ログインします。
最後に、正しく同期できているかを確認してください。
ここでは、Todoistの連携に関するよくある質問から、特に多いものを3つ選び、わかりやすく解説します。
ぜひ参考にして、Todoistを便利に使いこなしてください。
GmailとTodoistは、以下2つの方法で連携可能です。
それぞれの連携手順は、以下の通りです。
Chromiumブラウザを利用している人は、以下の手順でGoogle Chromeの拡張機能をインストールしてください。
拡張機能をインストールすると、Gmail内で直接Todoistを操作できます。
Google Workspaceアドオンを使ってGmailとTodoistを連携すると、Gmail内でTodoistのタスクの編集や閲覧が可能になります。
Gmailアカウント、または Google Workspaceアカウントを持っている人は以下の手順でGoogle Workspaceアドオンをインストールしてください。
Gmailの本文をそのままタスクに追加できるため、新たなブラウザウィンドウを開かずに効率的な作業が可能です。
結論からお伝えすると、Googleカレンダーは廃止されません。
レガシー連携機能の廃止により、「Googleカレンダーが廃止される」と誤って認識したTodoistユーザーもいるかもしれませんが、実際には新しい連携機能への移行が行われただけです。
Todoistの新機能でも、Googleカレンダーとの双方向同期はこれまで通り利用できます。
Googleカレンダーと同期できる、ほかのタスク管理アプリは以下の通りです。
TickTickは有料プランでのみ、Googleカレンダーと同期できます。
アプリによって操作性や特徴が異なるため、無料版を試してから、自分に合うタスク管理アプリを選ぶのがおすすめです。
Todoistは、タスクを効率よく管理できる便利なアプリです。
Googleカレンダーとの連携で、タスクとスケジュールをまとめて管理できるため、作業効率を向上できます。
予定の漏れを防ぎつつ、複数のツールを行き来する煩わしさから解放されたい方におすすめです。
Todoistを外部カレンダーと同期させ、日々のタスクやスケジュールを効率的に管理してください。