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Todoistはガントチャートを利用できる?Ganttifyと連携する使い方も紹介

作成者: fukucale|25/09/18 15:00

Todoistそのものにガントチャート機能はありませんが、機能を拡張する有料ツール「Ganttify」との連携で利用できます。

ガントチャートとは、プロジェクトや仕事の「スケジュール表」をつくるための図です。

横方向に「日付や期間」、縦方向には「やること(タスク)」が並び、タスクごとの開始日・終了日が可視化できます。

複数のプロジェクトをスムーズに進めたいときや、大規模な案件の細かな進捗を確認したいときに便利です。

案件の進行状況を把握しつつ、誰がいつどの作業をしているのかも可視化できるため、複数メンバーでのプロジェクト管理にも役立ちます。

TodoistとGanttifyは、Webブラウザからの連携が必要です。※スマホアプリやデスクトップアプリからは設定できません

TodoistとGanttifyを連携する手順は、以下の通りです。

順に解説します。

まず、ブラウザでGanttifyの公式サイトを開きます。

サイトは英語表記のため、ページを開いた際、右上に表示されるポップアップから[日本語]を選択してください。

表示が日本語に切り変わったら、ページ中央の[無料で始める14日間トライアル]をクリックします。

無料トライアル後、Ganttifyの利用を継続する場合は料金が発生します。料金は以下の通りです。

※2025年8月現在

Ganttifyには無料プランが存在しないため、登録に不安を感じる方は「【無料】Todoist単体でプロジェクトを管理する方法2つ」を参考にしてください。

次に、Ganttifyを利用できる3つのプラットフォームのうち[Todoist]を選択します。

TodoistアカウントにGanttifyのアクセスを許可するかを問う認証画面に移るため、画面右下の[Agree]をクリックしてください。

次に、Ganttifyのアカウントを作成します。

パスワードを2度入力し[アカウントを作成]をクリックすると、認証用のメールが届きます。

メールを開き[Confirm email address]を選択したら、連携手続きは完了です。

連携が完了すると、Ganttifyのマイページに移動します。

マイページ中央には、Todoistで登録している「会議の予定」や「仕事の進捗状況」などのプロジェクトがリスト形式で表示されます。

プロジェクトを選択し、[Open Gantt chart]をクリックすると、時間軸のついたガントチャート形式でTodoistのタスクを確認できるしくみです。※複数選択可

Todoistでガントチャートを利用できることはわかったものの、「料金が発生するのはもったいない」と感じる方も多いでしょう。

できれば無料で利用できる機能を活かして、業務の生産性を向上させたいですよね。

ここでは、Todoist単体でプロジェクトを管理する方法を2つ紹介します。

使い方を把握して、Todoistをプロジェクト管理に活用してください。

ボードレイアウトとは、タスクをカードのように横並びで表示する機能です。

たとえば、「近日予定」の画面でボードレイアウトにすると、日付やプロジェクトごとにエリアが分かれ、タスクの進捗を確認できます。

ガントチャートのように、全体のスケジュールを時間軸で管理することはできませんが、「どのタスクがどの状態にあるか」を直感的に把握できるのが特徴です。

スマホアプリにおけるボードレイアウト機能の設定手順は、以下の通りです。(iPhoneの画面で操作しています)

1つの端末でボードレイアウト機能をオンにすると、同じアカウントでログインしているすべてのデバイスの表示形式がボードレイアウトに変更されます。

ただし、スマホの画面では表示範囲が限られ、タスクは縦に表示されます。

複数のプロジェクトや数日間のタスクを確認したい場合は、Webブラウザやデスクトップアプリの大きな画面で見るのがおすすめです。

フィルター&ラベル機能を活用すると、プロジェクトの進捗状況を確認しやすくなります。

たとえば、以下のように仕事の種類や進捗状況別にラベルを設定すると、同じ種類のタスクをまとめて表示できます。

ここでは、「ラベルを作成する方法」と「タスクに追加する方法」を分けて解説します。

スマホアプリでラベルを追加する手順は、以下を参考にしてください。(iPhoneの画面で操作しています)

使用頻度の高いラベルは、「お気に入り」をオンにして登録すると、閲覧画面のお気に入りリストに表示されるしくみです。

お気に入りに登録していないラベルは、[閲覧][フィルター&ラベル]で確認できます。

ラベルごとに色の設定も可能なため、お気に入り登録と併用して視認性の高いラベルで業務の効率化を図ってください。

登録したラベルを新しいタスクに追加する手順は、以下の通りです。

ラベルを使ってタスクを絞り込む手順は、以下を参考にしてください。

進捗状況別にラベルを作成しタスクに追加すれば、各案件の進み具合を簡単に確認できます。

色分け設定やお気に入り登録も上手に活用し、Todoistをプロジェクト管理に役立ててください。

ここでは、Todoistに関するよくある質問から、特に多いものを2つ選び、わかりやすく解説します。

ぜひ参考にして、Todoistを使ったプロジェクト管理を効率化してください。

Todoistは無料でも十分使えます。

ただし、各機能に制限があるため、仕事への活用を考えている方は、プロジェクト管理に適切な有料プランも併せて検討してください。

Todoistの無料版と有料版の違いは、以下の通りです。

有料版ではプロジェクトを最大500件登録できるほか、AIがタスクとフィルターの作成をサポートしてくれる機能を利用できます。※個人向けプランは最大300件

基本的なタスク管理であれば、Todoistの無料版でも活用できるため、自分に適切なプランを選択して業務の生産性を向上させてください。

Todoistのデスクトップアプリとスマホアプリの違いは、タスクの表示形式です。

たとえば、ボードレイアウト機能を使用する際の表示の違いは以下です。

スマホアプリは表示範囲が限られているため、その日のタスクが縦に表示されます。

一方で、大きな画面で確認できるデスクトップアプリでは、日ごとのタスクが横並びに一覧で表示されます。

外出先でタスクを確認するときはスマホアプリ、オフィスで進捗状況を把握するときはデスクトップアプリと、シーン別に使い分けるのがおすすめです。

TodoistはGanttifyと連携することで、ガントチャートの利用が可能です。

Ganttifyを使えば、複数のタスクやプロジェクトの進行状況を時間軸で見える化し、担当者ごとの役割もひと目で把握できます。

ただし、14日間のトライアル後は月額料金が発生するため、費用を抑えたい方は、Todoist単体の機能を活用するのがおすすめです。

無料版でもボードレイアウトや、ラベル機能によるタスクの絞り込みで効率的なプロジェクト管理が可能です。

どちらが向いているか分からない方は、以下のように考えるとよいでしょう。

本記事を参考に、ご自身の目的や仕事のスタイルに合った管理方法を見つけてください。