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Googleカレンダーの埋め込み方|カスタマイズやレスポンシブ対応の方法と表示例を紹介

作成者: fukucale|25/01/16 14:07

GoogleカレンダーをWebサイトに埋め込むには、以下の5ステップで設定します。

それぞれの手順を、画像つきでわかりやすく解説していきます。

Googleカレンダーの画面右上にある[歯車アイコン][設定]を開きます。

設定画面の左側のサイドメニューから、Webサイトに埋め込みたいカレンダー名をクリックしてください。

Googleカレンダーは、初期設定のままだと共有相手にしか表示されないため、そのままWebサイトに埋め込んでも第三者が閲覧できないことがあります。

Webサイトに訪れたすべての人に表示させるには、「アクセス権」の項目で[一般公開]にチェックを入れてください。

※一般公開にすると、予定がすべて公開されるため、機密情報が含まれないようご注意ください

埋め込みするカレンダーのデザインをカスタマイズする場合は、このタイミングで行うと効率的です。

くわしいカスタマイズ方法は、後述する「埋め込みするGoogleカレンダーのカスタマイズ方法」の章で解説しています。

「カレンダーの統合」の項目までスクロールし、表示された「埋め込みコード」をコピーします。

コピーしたコードを、WebサイトのHTMLエディタに貼り付けます。

カレンダーを表示したい場所に、コードを配置してください。

 

Googleカレンダーは、Webサイトのデザインや用途に合わせて、埋め込みの表示形式を自由にカスタマイズできます。

カレンダーの設定画面で、埋め込みコードの下にある[カスタマイズ]をクリックすると、各種設定項目が表示されます。ここで必要な設定を行ってください。

設定を変更すると、埋め込みコードも更新されます。

そのため、カスタマイズのたびに新しいHTMLコードを取得し、Webサイトに貼り直す作業が必要です。

カスタマイズできる項目は、大きく分けて2つあります。

これらの設定を活用すれば、GoogleカレンダーがWebサイトに自然に馴染み、見やすく使いやすいデザインに仕上がります。

Googleカレンダーの埋め込みコードは、パソコン表示用に設計されています。

そのため、モバイルデバイスではカレンダーが正常に表示されず、画面からはみ出したり、切れて表示されたりするケースもあるでしょう。

Googleカレンダーの埋め込みをレスポンシブ対応(スマホ対応)にするには、前述の手順で埋め込みコードを取得したあと、以下の2つの手順が必要です。

それぞれの手順を実際のコードを用いて解説します。

まず、Googleカレンダーから取得した埋め込みコードを、WebサイトのHTMLエディタに貼り付け、divタグで囲みます。※赤字部分を転記してください

<div class="googleCalendar">
    <iframe src="https://calendar.google.com/calendar/embed?src=..." 
            style="border: 0" 
            width="800" 
            height="600" 
            frameborder="0" 
            scrolling="no">
    </iframe>
</div>

「class="googleCalendar"」の部分は、CSSで装飾を指定するための名前です。

この名前は任意で変更できますが、次に解説するCSSの追加の際も、同じ名前を使用する必要があります。

次に、レスポンシブ対応のためのCSSスタイルを、Webサイトのスタイルシート(style.css)に追加します。

通常、Googleカレンダーの埋め込みコードは、固定サイズ(例:width="800" height="600")で作成されているため、スマートフォンやタブレットで表示した際に画面からはみ出してしまいます。

レスポンシブ対応にするには、画面サイズに応じて自動的にサイズが調整されるよう、専用のCSSスタイルの追加が必要です。

/* Googleカレンダーのレスポンシブ対応 */
.googleCalendar {
    text-align: center;
}


.googleCalendar iframe {
    width: 100%;
    max-width: 800px;
    height: 400px;
}


/* パソコン・タブレット用(768px以上) */
@media (min-width: 768px) {
    .googleCalendar iframe {
        height: 600px;
    }
}

上記CSSを追加すると、以下の形式で表示されます。

「width: 100%」と指定することで、Googleカレンダーがスマートフォンの画面幅に合わせて自動的にサイズ調整されます。

これで、従来の固定サイズ(800px)により生じていた、スマホからの閲覧時に「画面からはみ出る」問題は解決です。

「予定保存ボタン」とは、Webサイトに表示されたGoogleカレンダーの予定を、訪問者が自分のGoogleカレンダーにワンクリックで追加できるボタンです。

日程調整がラクになり、イベントへの参加のハードルが下がるため、セミナーやイベントなどの案内ページに設置すると効果的でしょう。

ボタンを設置するには、以下の4つの手順が必要です。

各手順をくわしく解説します。

Webサイトに公開するカレンダー上で、予定を作成または編集します。

忘れずに[公開]を選択してください。

予定の詳細画面を開き、右上の[︙(オプションメニュー)]をクリックします。

表示されるメニューから[予定を公開]を選択してください。

表示された「予定を公開」ウィンドウで生成されたHTMLコードをコピーします。

取得したHTMLコードを、WebサイトのHTMLエディタで貼り付けたい位置に挿入してください。

これで、訪問者が自分のGoogleカレンダーに予定を保存するためのボタンが表示されます。

GoogleカレンダーをWebサイトに埋め込むと、訪問者がスケジュールをすぐに確認でき、自分のカレンダーに予定を簡単に追加できるようになります。

この記事で紹介した「カレンダーの埋め込み方法」や「予定保存ボタンの設置手順」を活用すれば、サイトの使いやすさが高まります。

また、埋め込みの表示形式をカスタマイズし、Webサイトに自然に馴染むデザインへ調整することも可能です。

イベントページや店舗の営業カレンダーなど、さまざまな場面で活用できる機能なので、ぜひご自身のサイトにも取り入れてみてください。